2章 再開

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そういえば同じ学校だもんな。でもほとんど仕事で学校来てないし・・・。いや、なんで俺に話しかけたんだ!? 一瞬でこれだけのことを考えてしまった。 「成宮くん。これからよろしくね!」 「へ?」 「いきなりでびっくりすると思うけど、今日から成宮くん、私の家で住むんだよ~。」 「ほげぇぇ~~!!?」 なんだこの展開!?何がなんでも突然すぎるだろ!? しかもなぜその笑顔で普通の事のように物凄いことをを喋るんだ? 夢か?いや現実か?現実だとしても何が理由なんだ!? 「それ、まじっすか?てかなんで??」 「えーと、成宮くん一時的だけど、家も無いし、お母さんも今状態良い訳じゃないでしょ?」 「そうですね・・・。」 「それで、うちのお父さんと、成宮くんのお父さんが仲良かったみたいで、それで、お父さんが成宮くんを一時的に引き取ることにしたんだって!」 親父この人の父さんと仲良かったの!?親父いつの間に友達に! いや、そんなことより・・・。 「そうなんですか~。わかりました!」 「うん。じゃあせっかくだし一緒に帰ろっか!あと同級生なんだしタメ口でいいさ、私を呼ぶ時は小春でいいよ!」 これまた突然すぎる! 今会った人にいきなり下の名前で、しかも呼び捨てでいいのか? しかも相手は女優の辛島小春だ!この人と一緒にいるだけど、この人のファンに目を付けられ、恨まれて、いずれかは死の道を・・・。 やばい。考えすぎた。 「そうだね。小春・・・?」 「じゃ、帰ろう!」
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