通じた思い

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「ただいま。優凪体調どうだ?」 仁さんが帰ってきた。 私は高熱で二日間ほど寝込んでしまい、今日は三日目。 幸い倒れたのが金曜だったので、会社は1日休んだだけで済んだ。 今朝には微熱程度だったので出社しようとしたのだが、体温計を持ち出した仁さんに止められた… 「おかえりなさい。もう大丈夫だよ!ご飯にするね。」 「おっおい、無理するなよ!」 キッチンに向かう私に焦ったように言う… 過保護すぎだよ… 「もう本当に大丈夫だから。色々ありがとう。」 …あの日、自宅にいると無理をするだろうからと、私は仁さんの家に連れて帰られた。 休みの間、つきっきりで看病してくれた。 料理の出来ない仁さんが私の為にお粥を作ってくれたりもした。 私が寝ている間はずっとパソコンに向かって仕事をしているようだった。 金曜日は私の病院に付き添った為に仕事を残していただろうし、きっと今日も仕事を持ち帰って早く帰宅してくれたのだろう。 負担をかけて申し訳ない… でも… …うれしかった。 仁さんが側にいるとドキドキもするんだけど、やっぱり安心する… 私の気持ち、どんどん大きくなっちゃうよ… どうしたらいい?
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