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さあ、どうやって優凪を説得しようか?
なんて、色々な考えを巡らせていたときだった…
「無理だよ…それなら尚更住めないよ…
仁さんの事好きになるまでの期限なら…
もう…好きになっちゃってるんだからっ!」
予想もしていなかった優凪からのストレートな告白に正直驚いた。
嬉しかった…
特別な存在だとは思っていたけれど…好きになってくれていたとは…
「それならなんの問題もない。優凪は俺のものな。」
動揺してるのを悟られないように、しれっと言い切った。
本当は嬉しくて飛び回りたいくらいだ。
「…それって…ペット的な?」
は?
喜んでいる俺に、突拍子もないことを聞いてくる。
いたって真面目な顔で…
「ぶっ。それ本気でいってる?俺はそれでもいいけどね。」
ああ、そうだった…肝心な事をまだ伝えてなかったね。
なんだかもう少し苛めたい衝動にかられながら、パニック状態の優凪の目を見つめた。
「分からない?俺も優凪が好きだと言ってるんだけど?」
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