12210人が本棚に入れています
本棚に追加
/252ページ
黙々と事務処理を続けていると、営業の入り口から声が聞こえてきた。
「ただいま戻りました!」
その人物はそのまま部長室に入っていったので、姿こそ見えなかったが、おそらく片桐課長だろう。
そんな事を考えていると、私のデスクの内線が鳴った。
「波澄君。部長室に来てくれないか?」
部長からのお呼び出しだ。
きっと課長を紹介されるのだろう。
私の直属の上司に当たるのだから、当然といえば当然である。
最初のコメントを投稿しよう!