仁side⑧

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「俺…今回の事でどれだけ優凪だ大事か再確認できた。 優凪が側にいないなんてあり得ない… 過去は変えられないけど、これから先の俺を信じて欲しい。 ずっと俺の横に居て欲しい…。」 俺は今の思いを優凪に伝えた。 「…うん …私も、ずっと仁さんの側にいたい。」 優凪は目に涙を浮かべながら、そう答えてくれた。 良かった… 優凪はこれからも俺の隣にいてくれる。 俺が満たされた気持ちで優凪を見つめていると、優凪は突然に何かに気づいたように声をあげた。 「…プ、プロポーズ?」 プロポーズ? 「えっ?…あっ、そうなるよな。気づかなかった…」 なんの問題もないけどね。 「気づかなかったって…」 でも、プロポーズはまたちゃんとするよ。 女にとって大事な事なんだろ? 「ハハッ、さすがにこんなタイミングはないよなぁ… プロポーズはまた仕切り直すから待ってて。 今日のは…予告だな。」 「えっ…」 「…まぁ、返事ももう貰ったようなもんだけどな。」 「…もう!仁さん!」 …優凪、俺を、俺の過去を受け入れてくれてありがとう…
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