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「あぁ~!」
仁さんが突然大声で叫び、私の体は小さく跳び跳ねた。
「な、何?」
「今日、ディナー予約してたんだった!
すっかり忘れてたよ…
この時間からじゃもう無理だよな…」
「ご、ごめんなさい。」
「優凪は謝る必要ないよ。
ディナーはまたにしよう。
…本当は驚かせようと思ってたんだけど、実はディナーを予約したホテルに部屋をとってあるんだ。
そっちは今から行ってもいいし、部屋でルームサービスでも頼もう。」
「ホテルに泊まるの?」
「一緒に住んでるんだから問題ないだろ?
クリスマスだからいつもと違った雰囲気で、と思ったんだ。…嫌か?」
「嫌じゃないよ!うれしい!」
「じゃあ、すぐ出るから10分で準備してな?」
「うん!」
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