仁side②

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今は… 何も考えずに、優凪との時間を楽しむことにしよう。 一緒にいたいと思う自分の素直な気持ちに従おう。 近所を案内することをかってでた。 このまま家に帰って終わりじゃ物足りない… 外に出ると、まだまだ高い気温に額には汗が浮かんだ。 真夏の太陽とはまた違い秋の気配がする日差しを体に感じる。 近所の店や会社までの道のりを案内しながら、自然と会話は弾んだ。 俺の案内を歓喜の声をあげながら聞いてくれている優凪は可愛い。 時折、ふとみせる寂しげな表情も俺の心を捉えて離さない。 (どこに案内したら喜ぶだろうか…)
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