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「おはようございます。
本日からこちらにお世話になります波澄優凪です。
至らない点があると思いますが、よろしくお願いいたします。」
本日は快晴。
今日に備えて、昨晩は早めにベットに入ったので体調も万全だ。
私の配属されたのは営業部。
とは言っても外回りに出るわけではなく、私の仕事は主に営業補佐の事務だけれど。
朝礼で紹介され、私の新しい職場での仕事がスタートした。
「波澄さん、私は水谷環。
この会社に7年もいるから仕事以外も色々知ってるわよ~
何でも聞いて。
これからよろしくね。」
部長に私の教育係を命じられた先輩の水谷さんが早速声を掛けてくれた。
緊張を覚えながらも、精一杯の笑顔で答える。
「はい!水谷さん、ご迷惑おかけするかもしれませんが頑張りますのでよろしくお願いします。」
「固い、固い~
私は環で良いわよ。
波澄さんは優凪ちゃんでよいかしら?
ここの部署女性は私達しかいないのよ~
仲良くしてね。」
「もちろんです!
では環さん、よろしくお願いします!」
気さくで優しい雰囲気の環に優凪の緊張も次第に解れていった。
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