パパ達が子育てなう

一日目

【一日目】

天気の良い日に部屋に閉じ籠るのは良いとは思えずいつものピエロのような服装で外に出れば聖十字学園の門の前に小さな籠が置かれている

中をそっと覗き込めばそこには静かに眠りについた赤ん坊が眠っているではないか

「お前は誰ですか」

自分が問いかけても全く反応は見せずにいる赤ん坊にむず痒い感じを胸に感じれば眉間に皺を寄せる

「あなたは生きるのですか?」

自分の問いに答えないと分かりつつも問いかければ今度は赤ん坊が自分に笑いかけたように感じまたむず痒くなる

自分よりはるかに小さな赤ん坊の手に人差し指を持っていけばパッと自分の指を懸命に強く握る赤ん坊に心が暖かくなる

「お前を私の養子にしてあげましょう」

籠を軽々と抱き上げれば出てきたばかりの聖十字学園を引き返し自分の部屋へと帰っていった

(学園長なんであんなにご機嫌なんだ..?)
(しかも赤ん坊をを抱えてましたよねぇ...)
(もしかして...)

((隠し子!?))

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