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「様になってるな」
「私を誰だと思っているんですか?」
両手にぱんぱんの紙袋を抱えたネイガウスが帰ってきたかと思えば嫌味を言ってきた
全く嫌みな奴だ
ドサッという鈍い音の方を見れば紙袋からマ■ーポコと書かれた大きな袋を出してきたり、丸い缶を出してきたりと忙しくしている姿を赤ん坊と共に眺める
「赤ん坊を少し借りるぞ」
「ちょっ!!」
抱いていた赤ん坊を取り上げたネイガウスに驚き強く抱き締める
「...ハァ、オムツを変えるだけだ」
仕方なく渋々渡せばネイガウスは手慣れた手つきでオムツを変えていく
そのやり方を頭に叩き込む
次はコイツにさせないで私がしてやる
「終わったぞ」
「返してください」
ネイガウスから赤ん坊を取り上げればまた抱き締める
すると今度は先程とは全く違い笑顔になるではないか
そういえば
「名前がまだでしたね...」
「うーぁ、あ」
「...リク、にしましょうか」
「あうっ、う!」
「では決まりです!あなたは私の子供で、そしてリク、名前はリクです!!」
(悪魔が赤ん坊を育てる、か)
(先を思うと頭が痛くなるな...)
頭を痛めるネイガウスさん
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