不幸という名の序章・2

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「そんで、謎の物体Xは救いの手か、はたまた……?」 光はそれなりに大きかった。 その辺の岩くらいの球状それはレオンの視線くらいの位置に浮いている。 「いきなり、わぁ!……とか言わないよな?」 光の中には何かの影がある。 それを腰が引けながらよく覗き込と、 「女の子?」 物凄く意味ありげに、少女が身を丸めていた。 歳は14、15歳くらいか。 新雪を思わせる、純白の肌で髪は白銀。 ぱっと見でも相当長いことが分かり、恐らく彼女の身長位あるだろう。 「生きてる、のか?」 レオンは思わず、顔を近づける。
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