396人が本棚に入れています
本棚に追加
翔「さて、ここがF組か…思ってたよりひどいな、まぁ、気にしててもしかたないし、入るか…」
翔は教室の扉を開けると、すでにホームルームは、始まっていた
翔「すいません、遅刻しました」
教室からは、舌打ちやため息や「なんだ、男か…」という声が聞こえてきた。
すいません俺が男で、
そう思っていると、こう言っちゃぁなんだけど地味な地味な教師らしき人物に
教師「とりあえず自己紹介をして席についてください」
と言われたので、どの席か聞くと
教師「好きなところに座って下さい」
と言われた。席すら決まってないのかよ…
翔「え~、杉並翔です。宜しくお願いします」
そう言って、空いている窓際の後ろから二番目の席につく…座布団にちゃぶ台って…
そう思っていると数人から声をかけられた。
??「杉並とか言ったな、俺はこのクラスの代表の坂本雄二だ、坂本でも雄二でも代表でも好きに呼んでくれ、まぁ宜しく頼む」
??「僕は…雄二「学園を代表するバカだ」って雄二!?ちょっと酷くない!?まぁいいや僕は吉井明久宜しく!」
??「ウチは島田美波、そしてこっちは姫路瑞希、宜しくね」
姫路「よ、宜しくお願いします」
??「…土屋康太、宜しく頼む」
??「なんじゃ?何か騒がしいと思ったら、もう転校生とやらとうちとけておるのか、ワシも挨拶をしなくてはならんのぅ、ワシの名前は木下…」
その声を聞いた瞬間、一人の人物の名前を思い出す。
翔「秀吉(ボソッ)」
明久「ん?なにかいった?杉並君?」
翔「翔でいいですよ、皆さんもそう呼んでください。…それより秀吉?秀吉なのか?」
秀吉?「なぜワシの名を知って……お主もしかして翔?翔でわないか?」
翔「そうだよ、俺だよ、翔だよ、いゃ~まさかこんな早くに再開できるなんてなぁ~、あっそうだ、優子もこの学校か?」
秀吉「ホントに翔か、こんなに早く再開できるなんぞ思ってはおらんかったぞい。無論、姉上もこの学校じゃ」
明久「あの~盛り上がってるとこ悪いけど、二人はどんな関係なの?」
翔&秀吉「俺(ワシ)と秀吉(翔)は幼馴染みです(じゃ)」
明久「総員ねらえっ!!」
明久の合図と共に教室の至るところからカッターやらハサミやらコンパスやらが飛んでくる。咄嗟に俺は近くにあったちゃぶ台を盾にし、身を守った。あちこちから舌打ちが聞こえてきたが気にしないことにしよう。
最初のコメントを投稿しよう!