十二

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それから半月が経った。 毎日が真夏日。 季節は変わったが、私達の関係はあまり変わらず。 身体の関係だって未だにないし、なんだか心配になってくる。 ゆりと健太郎もほぼ変わらない。 少し変わったとするなら、たまーに二人で帰ることかな? 酒井さんは正式に彼女さんが出来、今度紹介するねと幸せいっぱいな笑顔を振り撒いた。 「うらやましいなあ」 ゆりはずるいと呟く。 それもいつもと変わらない風景。
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