十二
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「あとは水族館とか?あ、私深海魚の水族館に行きたい!」 「却下、遠いです」 「じゃ、漫画喫茶?」 「わかりました、では」 「じょ、冗談冗談!」 そんな私の腕をぐっと引き寄せる課長。 背中越しに照れてるようにも見える。 「ど、どこ行くんですか?」 「…適当に」 するっと腕にあった課長の手は私の手に自然に重なる。 ……カップルっぽい! 私は恥ずかしさを隠しながら課長の後ろを歩いた。
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