十三

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「あそぼー」 ゆりは課長がいてもいなくても変わらない。 健太郎も、酒井さんも、他の人達も。 なんだかそれが不思議に感じる。 「あそぼっていつ?」 「健太郎はいつ暇?」 「いつでも」 「まじ暇猿」 「猿じゃねえっ、暇なのは仕方ねえだろっ」 いつもと変わらない。 それがすごく安心する。 「酒井さんは?」 「そうだな、今日手帳忘れてさ」 「ああ、彼女と最近デートしてる?一緒に遊ぶべ、彼女も」 健太郎はワーイと叫び、私もワクワクしていた。
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