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「ほら、日向用ミルクティー」
日向が家に来たら、俺は紅茶をいれるようになった。
日向が少しでも心を落ち着かせられる何かといえば、紅茶かな、と無い頭を振り絞って、独学だけどいれ方を覚えたのだ。
何も入れてない胃がびっくりするのを避けるために、牛乳を入れるといいことも知って、早速取り入れた。
初めのうちは少しずつしか飲まなかった日向も、毎日出してると、四、五日もすれば一杯は飲み干してくれるようになった。
「美味し。いつもありがと、太陽」
ふわ、と柔らかく微笑むから、つられて俺も笑う。
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