01---ミルクティーで告白

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  俺のベッドの上にクッションを抱いて座っている日向が、ぽつりと呟いた。 日向の過去は踏み入れてはいけないんだと、心のどこかで俺はブレーキをかけていた。だって、昔のことを言うのって、辛いし苦しい。 「聞かないのか? 俺の兄貴のこと……」 ベッドの方を振り向くと、日向は抱いていたクッションに顔を埋めていた。 俺はそれを見て、ベッドによじ登り、日向の肩に手を置く。びくりと小さく体が震えた。 「聞いて欲しかったら聞く。俺、頭悪いからさ、どこまで理解出来るかは解んないけど」 ぽん、と日向の頭に手を乗せて言った。
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