プロローグ

2/2
前へ
/9ページ
次へ
「もし、人が崇める『神』と言う存在がいるのなら」 「どうか、次は」 「人間の女にして下さい」 「そして、また」 「あの人と」 「それが出来れば」 「輪廻を外れても、構いません」 「あの人とまた一緒になれたなら」 「消えてしまっても、構わない」 「どうか、『カミサマ』」 「どうか……」 始まりは一匹の女狐の強い願い。 それは、何百年と。 何百年と。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加