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その後は､学校生活や､校則の説明を長々と引き伸ばしながら言う校長､教頭､生活指導の話を聞き流していた｡
流石にまずいかな､とは思いつつも欠伸をすると､やはり母さんの鋭いエルボーが脇腹に飛んできた｡
……いてぇよ､この野郎｡
『ではこれにて､華山女s……ごほん､高校入学説明会を終了します｡』
今､｢女子｣付けようとしたｗ
今､｢女子｣付けようとしたｗｗ
母さんにこっそり告げると､母さんはまたエルボーをかまそうとしたので､右手で華麗にガードする｡
――と､同時に繰り出されたチョップをモロに食らった｡
顔色ひとつ変えずに……
だから､いてぇよ､この野郎!!
『尚､引き続き体育館後方にて､当校指定の体操着一式と､体育館シューズ､上履きの販売をしております｡ 是非ご利用下さい｡』
｢――だって､じゃあ買いに行こっか､コンちゃん｡｣
この野郎､相当の猛者――
｢あ､ちょっと､君､君!｣
すぐ近くで放たれた声に振り返ると､優男風のちょっとヒョロ目な先生と目が合った｡
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