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「――と言う訳でして……、勿論、拒否して頂いて結構です。 こちらが無理を言っているのですからね。」
「俺はやってもいいけど?」
母さんに有無を言わせず即答した俺の後に続いて、残りの3人が答えた。
「わ、私は無理です!」
と、花梨。
「ウチもー。 せっかく制服が可愛いのにー。」
と、実菓。
「ボク……は、その…ごめんなさい」
と、珠姫。
これで全員の答えが―――って!!
「OK出したの俺だけかよ!!」
思わず立ち上がった俺に花梨と珠姫が「ご、ごめんなさい」と謝った。
実菓だけが俺に食いついてくる。
「当たり前じゃん? 3年間ずっと男の格好しなきゃいけないんでしょ? フツー嫌じゃね?」
ぐっ…、正論。
「―――……、大体、制服のデザインで学校を選ぶなよ!」
「ウチはここの保育科が目当てだしー。 調べたら制服が可愛いかっただけだしー。」
うぐぐっ……、反論の余地がねえ……!!
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