まろみ様はこうして産まれました。「降臨編」

11/18
前へ
/409ページ
次へ
こっこれが総長の妹だぁ!? どう見ても中学生にしか見えないガキじゃねーか? すみれ「おっ君が雅人ちゃんか!いい素材が来たじゃない!」 突然抱き付いて来たすみれは俺の顔を嬉しそうな表情で見て来た。 雅人「……えっ?(待て!何だコイツ?総長に全く似てないし!)」 すみれ「お兄が色々とお世話になってるわね!……………ってか何さっきからジロジロみてんの雅人ちゃん?もしかして、私の事子供だと思ったでしょ?」 雅人「はぁ、ぶっちゃけ中学生かと」 すみれ「ばかぁ!このアンポンタン!こう見えて25歳なんだよ!成人なんだよ!大人だよ大人!わかったわかった!?」 何だコイツは!?本当の事を言っただけだろう?いきなり怒り出して俺をポカポカ殴るし、しかも何気にコレが痛かったりするんだな 雅人「わっわかりました!すっすいません!っいてて!本当に申し訳ない!」 すみれ「全く!お兄は部下にどんなしつけをしてるのかな!お世辞も言えないのかよん。」 雅人「はっはぁ……その総長には色々とお世話になってます………んで、あのー今回はここで色々と修行を……」 すみれ「は?修行?そんな固ッ苦しい事はしないしない、修行と言うかあなたにはここでお手伝いって感じかな?まぁとりあえず座って座って!」 強制的に椅子に座らせられた。 雅人「(おいコレ完全に向こうのペースに持ってかれてる、ってか本当に総長の妹かよ?)」 かな「本当よ。歳が一回り離れてるだけに育った環境が違ったんでしょ」 雅人「ってかかなって人さんよ、何で俺が思ってた事がわかった?」 かな「私、人の心読めるの、ってかむしろ読めちゃうの。私の事はかな呼び捨てでいいわよ」 雅人「お前達は何者だぁ~!?」 かな「うるさいわね、とりあえずコーヒーでも入れるわ、すみれはいつものでいいね、雅人あんたは?」 雅人「…………ブラックで」 すみれ「かなのコーヒーは絶品だよ!」 マジどうなってんだ!?ガキにしか見えない総長の妹、そしてエスパーみたいな変な女、何だよコイツ達!?
/409ページ

最初のコメントを投稿しよう!

56人が本棚に入れています
本棚に追加