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そして、ココは不良組織グループ羅刹会(らせつかい)の本部。
この街を仕切っている羅刹会2代目総長、藍羅萬吉(アイラマンキチ)の総長室。
「はい、羅刹会」
「あっ、お兄!私、すみれだけどぉ~~~」
「すみれか、久し振りだな。ちゃんと元気でやってるか?」
「まあね、って今はそんな挨拶はどうでもいいの!あのさぁ、そっちにいい素材いない?」
「はぁ?素材?何だそれ?」
「まぁ、誰か余ってるっと言うか・・・・いらない人いないかなぁ~って、ちょっと新しい研究で試したい事があるのよ」
「・・・・・・お前、また危ない製品でも作ったんじゃないだろうな?この前の兵器とか言ってたのも法に触れる内容だったからボツになったばかりじゃないか?あの時警察に言い訳すんの大変だったって手下が嘆いてたぞ」
「大丈夫!今回はみんなに迷惑かけないから!誰か1人でいいの、出来たら骨がある人」
「………そうだな、1人あてはいるが、かなり凶暴だぞ?」
「へぇ………じゃあその子こっちにちょうだいよ!私がみっちりと叩き直してあげるわよ」
「叩き直す?まぁお前がそこまで言うんたったらいいだろう、こっちで手配しておくよ」
「お兄サンキューね!」
研究者はどうやらこの羅刹会のトップである総長の妹みたいだ。
その妹が指名した人物とは一体どんな人間なのか?
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