まろみ様はこうして産まれました。「降臨編」

3/18
前へ
/409ページ
次へ
ここは一番治安が悪いと言われてる街「西河口」。 羅刹会がこの街を仕切っている。 そんな街で、 今日もいつものように人を殴る音が聞こえる。 !!!!!! 「何するだよ!」 「何するんだよ?てめぇ今人の顔見てクスクス笑ってただろ?お前みたいに存在の価値のねぇゴミに笑われる筋合いねぇんだよカス。罰として俺が制裁してやんよ!」 俺の名は大矢雅人。不良組織羅刹会の若頭。 今日もナメた奴がいないか街を巡回中だ。 俺は気に入らない奴がいれば制裁として容赦なく暴力で制圧する、警察なんて眼中にない。 俺の名はこの街で知らない者はいない、むしろ俺の顔を見ただけでヤ○ザでさえビビって逃げてしまう位だからな。 街では俺の事を西河口の呂不(りょふ)と言われ、みんなに恐れられていた。 雅人「何見てんだよ糞が!ブチ殺すぞ!」 「すっすいませんでしたぁ~~~。」 俺のキチガイの行動ゆえに、俺に近づく者も逆らう者もいなかった。 俺に近づくのは唯一の舎弟?とでも言っておこうか、北條 雄介(ホクジョウ ユウスケ)と数人の手下くらいだった 雄介「兄貴お疲れ様っス、この街のカス共も誰も刃向かわなくなりましたね。この街も俺達の島と言っていいんじゃないんスか!!」 雅人「油断すんな雄介、いつ何が起きてもおかしくないのが世の中だ。世の中喰うか喰われるか、弱肉強食なんだよ。一般人のカスそれに底辺レベルのチンピラのクズごときにナメられたらそれで終わり。だったらナメられる前に全部潰す。徹底してな!お前も容赦しないで目障りなのは全て破壊しろ、いいな雄介!」 雄介「はい!」 俺の支配力はとことん徹底している、この街の治安が悪化する日々と言われているが、そんなもん知るかって感じだ。 街の誰もが俺を見れば恐れる様に避けていく。 どんな酷い事をされるか想定つくからだ。 だが、その支配も…………… ある宣告を受けてあっさりと崩れる事になるなんて、俺は予想はしていなかった。
/409ページ

最初のコメントを投稿しよう!

56人が本棚に入れています
本棚に追加