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羅刹会総本部
雅人「入ります」
萬吉「入れ」
堂々とした態度で総長室に入る。
雅人「総長お呼びでしょうか?」
萬吉「お前最近派手に暴れてるみたいだな?あちこちで噂になっているぞ」
雅人「無能な一般人はゴミ当然、我々羅刹会をナメた目で見てる奴は容赦なく始末する。当然の事です」
萬吉「ほう、お前は制裁だけが組織の価値だとでも言うのか?」
雅人「羅刹会は今が前進する時なんです!この組織の為には俺はどんな事でもしますよ総長!我を犠牲にしてでも」
萬吉「やはり、お前は勘違いしているようだな、お前のやり方は場合によっては反感となり組織の危機になる恐れがあるんだぞ、理解出来ないか雅人?」
雅人「そんな邪魔者がいるなら消すのみです。必要か不要かのどちらしかない!皆ただノコノコとくだらない生活をしてるカスやゴミに何を語る価値などあるのですか総長?」
萬吉「お前を信頼した俺がちょっと馬鹿だったたみたいだな、お前は確かに才能はある、だが人としてここまで非道な奴だとは思わなかった」
雅人「何を言いますか!?非道だなんて、組織として当然の…………………グハぁ!!!?」
俺は総長に殴り飛ばされた。
萬吉「黙れ!今のお前は何を言っても無駄みたいだな。期待していただけに失望したぞ雅人!」
俺は更に殴り飛ばされ、ある宣告を受けるのだった。
萬吉「今のお前を組織に置いても荷物になり羅刹会の評判が悪くなるだけ!貴様はただ今をもって羅刹会から追放する!」
雅人「なっなんでですか?追放?俺は羅刹会を更に向上する為にやって来たのに!何故です!?」
萬吉「ふざけるな!お前のやってる事はただ恐喝や脅迫をしてるに過ぎない!!他の人の気持ちも考える事も出来ずに人を傷付ける愚か者なんかを組織に置くわけにはいかん!」
雅人「総長、信じられません!追放っていわれても!納得出来ません!」
萬吉「ほぅ、じゃあ羅刹会にどれだけ思いがあるか示してもらおうか?一度だけチャンスをやる、この住所へ行って色々と修行をしろ!俺が人として認めたら、羅刹会に戻っていい、もし無理なら」
雅人「……無理なら?」
萬吉「波紋だ!今すぐ荷物をまとめて出発しろ!修行の間はこっちに戻って来る事も組織と連絡する事も禁止だ!いいな!」
雅人「………………」
萬吉「わかったならさっさと出ていけ!」
こうして俺は羅刹会から追放となり街から出て行く事となった。突然過ぎてあんまりだ
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