56人が本棚に入れています
本棚に追加
突然の追放の宣告受け、すぐに出発の準備をさせられた俺、雄介達も俺の追放には納得がいってないみたいだ、たが総長の命令は絶対、仕方ない事と思うしかない。
「なんで雅人兄貴が追放なんだよ!」
「総長は何を考えてるんだ!」
雅人「本当だ、なんでこの俺が追放に………俺はただ、羅刹会をもっと大きくしたかっただけなのに………」
雄介「……兄貴」
雅人「悪いな雄介、組織から出ていく事になった」
雄介「………兄貴、羅刹会に必ず帰って来ますよね?」
雅人「そんな顔すんなバカ!必ず帰って来てやるよ!修行って奴を片付けて総長にも見せ付けてやるんだ、追放した事を後悔させてやる!」
雄介「兄貴!俺は…俺は兄貴の味方ですから!どんな事があっても!あの時俺の事を拾ってくれた恩は今でも忘れてません!だから必ず帰って来て下さい!兄貴の事信じてますから!」
雅人「ああ!雄介、俺がいない間羅刹会の事はたのむな、お前達もだ、いいな!」
雄介「任せて下さい!」
「雅人兄貴!お気を付けて!帰りをお待ちしてます!」
こうして俺はこの街と羅刹会から去た。
雄介達は涙ながら俺を見送った。
萬吉「フッ!この修行を甘く見ないほうがいいぞ雅人、奴のやり方は俺でも手に追えない所があるからな、楽ではないぞ…………」
萬吉はそう呟くと携帯で誰かと連絡をとり始めた。
萬吉「もしもし、約束通り俺の所の者をそっちに向かわせた」
「おぉ!待ってたよその時を!ちゃんとした子なんでしょうね!?後でがっかりさせないでよ」
萬吉「ちょっと厄介な奴だが中身は間違いないはずだ、すまないが面倒を見てやってくれ、頼むなすみれ」
「はいよー、後は任せといてよお兄!」
最初のコメントを投稿しよう!