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俺の腕を引っ張らりながら歩く事しばらくして少女が腕を離して話し始めた。
「はぁ………あんまりこの街で騒ぎ起こさないでよね、今でさえあんたは目立ってるんだから」
雅人「悪かったな、ってかその前にお前は誰だよ?」
「あら、まだ紹介してなかったわね、私は真鍋かな、かなでいいわよ。あんたの迎えを頼まれて来たのよ、目立つから一目ですぐわかったわよ大矢雅人さん」
どうやら俺の事を迎えに来たらしい、しかし何だコイツは?妙なオーラを感じるな、ってか何で俺の名前を知っている?
雅人「何で!!お前何で俺の名を!?」
かな「知ってるわよ、あんたは知らないだろうけど私は昔から知っていた」
雅人「昔からって?何者だよ?…………まあ今はいいや俺はここで何をすればいいんだ?総長は修行とか何だか言ってたが、くだらねー」
かな「どうやら今のあんたには学ばなければいけない事がたくさんありそうね。ここに飛ばされた理由が私にはよく解るわ。先は長そうね、いや長いわよ」
雅人「この俺が学ばなければいけない事だあ?」
かな「そうよ、見た感じあんたは今日まで自分の中だけで全てを決断して暴力と権力だけで今まで支配して来たんじゃない?だけどそれで全てがうまくと思ったら大間違い。私はそれを見て来たからね、他にも大切な事はあるのよ」
雅人「何なんだお前?一体何者なんだよ?何か今まで全てを見てきたみたいに言うが」
かな「さぁ何者なんだろうかね?今はまだあんたにも言えないわ。さぁ着いたわよ」
かなって奴とやりとりしながら着いたその場所は長い年月が経つ普通の民家だった。
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