3年生

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―――春。 めでたく進級し、3年生になった。那都阪高校は3年になると学級が別れる。 詳しくは A組…特進 B組…進学 C組…就職(自営業含) の3クラスだ。 もちろん俺と翼はA組。 ちなみに麻琴がB組、大介がC組だ。 「私がA組担任の月山小百合だ。お前らー1年間問題起こすなよー?特に里崎ぃ…わかってるよな?」 『小百合ちゃんはこの世界的有名平和主義ガンジー様もびっくりな男、里崎を疑ってるんですか?あぁ!こんなにも日本の教育というものが腐敗しているとは!私は悲しい!』 「はいはい。見たところお前だけ注意しておけばいいことだけはわかった。じゃあ朝の報告終了~。」 『翼…1時間目何?』 「えっと…世界史だね」 『そっか。翼よ、まどろみとは時に急に来るものだな。ということで、俺はしばらく消えるからな。』 そう呟き俺は意識を手放した。
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