3年生

5/28

51人が本棚に入れています
本棚に追加
/50ページ
―― 時は昼休み。俺の愛しの彼女のお弁当を机を向かい合わせてつつく。 『やっぱ美味い。いっつもいっつもありがとなぁ…』 「うふふ…素直だね。いつも完食してくれてありがとう!」 「……甘い!甘すぎるよ2人とも!」 新たに昼食に加わった委員長、改め生徒会長、桜庭美里(サクラバミサト)は俺達のピンクオーラに若干引いてしまった。 「美里ちゃん!直也が迷惑かけてない?」 「大丈夫だよ~すんごい助かってるよ!里崎くんが副会長なんて意外だけどね。」 『美里~。失礼じゃないか?』 俺は何故か美里を美里と呼んでいた。理由はわからないけど、生徒会室で自己紹介をされてからすぐ美里と呼び始めた。 『ごちそうさまっした!!』 「うふふ…美味しかった?」 『最高です!』
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

51人が本棚に入れています
本棚に追加