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少年は制服に身を包み道を歩いていた
少年の名前は月詠 京 (つくよみ きょう) 16歳 黒髪に黒目で一般身長よりは小さいぐらいで外見だけ見ればスポーツのできて皆にすかれている少年と言ったところだろう しかし外見とは似合わず暗い影を持っている・・・・・ 京は一人道を歩いていた 京は何もない空間に息をはいた 息は白くなり少ししてから跡形もなく消えた 今この場がどれだけ寒いのかありありと示していた
「さみぃ・・・・・」
京は首に巻いているマフラーに顔を埋めながら足を学校へと進めた
あと少しで学校というところで後ろから声が聞こえた
「ほらあの子よ。あの子が自分の親を死なせたって・・・・・」
「あぁ。あの子刹厘(せつり)さんところの息子さんも死なせたんですって」
「まぁホントに!!」
早朝から人の噂とはご苦労なことだな。しかも絶対聞こえるようにしゃべってんだな。
京は後ろでしゃべっているおばさん達を軽く睨みつけた
おばさん達は一瞬怯んだが京に向かって叫んだ
「なっ何よ!!」
「別に。朝からご苦労なことだな。人の悪口なんて。」
京はそういいながら足を進めた
おばさん達は京のその様子を見て頭にきたのか京に向かって罵倒を浴びせた
「殺人者!!お前何て死んだらいいのよ!!」
「そうよ!!よくのうのうと生きられるわね。三人も殺しておきながら!!」
京はそんな罵倒を無視しなが学校へ向かった
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