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SuperJunior ヒチョルside.
ピンポーン
RW『あっトゥギヒョンだ』
モニター画面には帽子を深く被り、マスクをつけた人が映る。
リョウクはモニター画面を見るなり、いそいそと小走りに玄関へと向かった。
ソファに寝転びながら、その行動を見る。
リョウクの『お帰りなさい』の言葉に上体を起こして、ソファに座り直した。
数分後嬉しそうにリビングに入ってきたリョウクの手には、何やら小さな箱。
そして、その後ろから入ってきた、ジョンスの手には…
はっ?
カップラーメン?
弟達も『何?なに?』とリョウクの周りに集まりだす。
リョウクが箱の蓋を開けると、『お~』
と小さな歓声が上がった。
RW『食べる人っ』
その言葉に、一斉に上がる手。
RW『トゥギヒョンとヒチョリヒョンは?』
LT『うん。食べるよ』
カップラーメンを片付けているイトゥクがキッチンから答える。
RW『ヒチョリヒョーン?』
HC『あぁもらう』
そのまま立ち上がり、キッチンに向かう。
冷蔵庫を開け、ミネラルウォーターを取り出し、チラッとジョンスを見る。
ちょっと上機嫌な、ジョンス。
HC『おかえり』
LT『うん。ただいま』
HC『なんか嬉しいことでもあったのか?』
LT『ん~。あったにはあったんだけど…』言葉を濁らすジョンス。
カップラーメンを片付け終えたのか、帽子とマスクを外すと、俺の手からペットボトルを取り、ゴクゴクと飲んでいく。
LT『ヒチョルにはまだ秘密』
世間で言われている、天使の笑顔で笑うジョンス。
あまりにも、嬉しそうに笑うジョンス。
HC『勝手に飲むな』
軽く腹を殴ると、わざとらしく『うっ』と声を出し、天使の笑顔で笑い出した。
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