149人が本棚に入れています
本棚に追加
SuperJunior リョウクside.
インターホンがなったので、モニター画面を除けば、帽子にマスクと怪しい人物が映し出される。
だけど僕たちにしてみれば、これが普通の格好。
こんな格好でも、僕らのリーダーでありヒョンであるイトゥクだとわかる。
けどインターホンを鳴らすなんて珍しい。
鍵でも忘れたのかな?
玄関の扉を開けるとそこには、優しい目をしたトゥギヒョン。
RW『お帰りなさい』
LT『ただいま』
そしてすぐにヒョンの手元に目が行った。
その手の片手には箱、もう片手には…
えっ?
カップラーメン?
急いでカップラーメンを持とうと手を伸ばすと遮ら、逆に箱を渡される。
LT『生物(なまもの)らしいから早く持って行って、あいつらにあげて』
ヒョンから渡された箱からは、ほのかに甘い香りがした。
僕はそのまま箱を持ってリビングへ行く。
ヒョン達がワクワクした顔で集まりだした。
箱を開けると、うすい橙色のケーキ。
『お~』とヒョン達から小さな歓声が上がった。
食べるか聞くと一斉に手が上がる。
トゥギヒョンとヒチョリヒョンにも聞くと、トゥギヒョンは食べるとのこと。
ヒチョリヒョンは?
RW『ヒチョリヒョーン?』
もう一度呼んでみる。
HC『あぁもらう』
その言葉を聞いて、急いでキッチンから包丁を取りに行く。
いつにも増して上機嫌なトゥギヒョン。
それにそんなにカップラーメンどうしたの?
『リョウギー早く早く』
リビングで呼ぶ声。
仕方なく包丁を持って、リビングに向かった。
.
最初のコメントを投稿しよう!