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部屋の中もなかなか綺麗。
それにびっくりするほど広い。
マンションを見た時から、広いとは思っていたけど、こんなに広いなんて。
個室なんていくつあるのよ。
その中の一つの個室を開ける。
…。
他に何もない殺風景な個室とは違い、私の大好きな白を基調とした寝具など、まさに女の子っていうような可愛いらしい部屋。
何も見なかったかのように、部屋を閉める。
そのままリビングに進んでいく。
先ほどの個室とは違い、何もないリビング。
私はため息をつくと隅においてある段ボールを広げ、その中から厳重に包装されていたパソコンを取り出す。
他にも段ボールから2台パソコンを取り出す。
その3台のパソコンを床に並べてネットに繋ぎ、今日の株式市場を見る。
これでも私は、株式投資をして生活をしている。
8年前に始めた株式投資。
今では総資産何十億と超える。
しばらくパソコンと睨めっこすると、お腹がなった。
立ち上がりキッチンへと向かい、冷蔵庫を開ける。
…何もない。
あれだけ人に注意しておいて食べ物一つもないって何?
あの部屋だけに力入れて、どうすんのよ。
呆れてため息まじりに扉を閉める。
ふとキッチンテブールの上に菓子折りの箱を見つける。
その箱の上には一枚の紙。
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