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再びショルダーバックを方にかけ、清珱館のカボチャケーキを手に持つ。
…やっぱ持って行かないと…ダメ？
お向かいさんには違うのにしてー…。
清珱館のカボチャケーキを、もっとあった場所に置こうと振り返ると、先程箱が置いてあった場所に一枚のメモ紙。
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必ずお向かい様に…
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目ざといわね。
しかたない。
持っていこう。
鍵がかかったことを確認する。
そしてまた目に留まる数々の落書き。
よく見ると
《ｵｯﾊﾟ!!結婚して》
《ｵｯﾊﾟ!!大好き!!》
《ｵｯﾊﾟ!!サランヘ～》
ｵｯﾊﾟて誰よ。
むしろこんな落書きしていいの？
てか、私のお向かいさんは何者？
カボチャケーキを見つめる。
…やっぱり持って行かないとダメ？
もう今は持って行く行かないの前に、得体の知れないお向かいさんに、会いたくないという気持ちの方が大きい。
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