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またあの大群の中から抜け出す。
もうほんとなんなの
《すーぱーじゅにあ》って。
それにまた睨まれた。
私が何したっていうのよ。
ぶつぶつと文句をいいながら、タクシーを拾う為に大通りまで歩いて行く。
そこからタクシーを捕まえてスーパーまで送ってもらった。
う~ん。
着いたのはいいけど、何を買えばいいのかわからない。
産まれてこの方、料理なんてしたことなんてないし、ましてや食材選びからなんて…。
キョロキョロとあちこちを見渡しながら、あるものに目が止まる。
カップラーメン。
お湯を注ぐだけで、簡単にできるわよね?
カートの中に大量のカップラーメンを積んでいく。
これだけあれば、大丈夫だよね。
ついでに、お湯を沸かすためにヤカンを入れる。
そのままレジに並んで、お会計。
レジのおばさんに怪しい目で見られたけど、そこは微笑み返した。
お会計をして、そこで問題発生。
この大量のカップラーメンをどうやって、持って帰ろう…。
取り敢えずタクシーを呼び、タクシーのおじさんに手伝ってもらいながら、カップラーメンが入った大きい袋3袋を車の中に積んでもらう。
今度はマンションの前まで送ってもらう。
まだマンションの前に女の子がたくさわいらのかと思ったが、出てきた時よりも、女の子の数が減っている。
それよりも今は、このカップラーメン。
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