最後の愛

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タクシーのおじさんに待ってもらって、カップラーメンを下ろしたのはいいものの、どうやって12階まで運ぶ? 量を考えて買えばよかった。 取り敢えず両手に持ち、残りは抱えるようにして持つ。 女の子達がまたしても私を見る。 恥ずかしくて顔を隠す。 オートロックもなんとか解除して中に入る。 途中、警備員さんに声をかけられたけど、恥ずかしくてそれどころじゃない。 逃げるようにして、エレベーターのボタンを押した。 エレベーターは下まで降りていたみたいで、すぐに扉は開いた。 すかさず乗り込み、12階のボタンを押す。 それはエレベーターの扉が閉まりかけると同時だった。 .
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