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🍀鎌倉は二度目、けれども全く記憶がなく、とりあえず歩きだす。
なるべく観光地的な雰囲気を外して、とはいうものの、あまり大胆なことも出来ず、江ノ電に乗りたい衝動を抑えつつ、商店街を歩く。
目的は、海を見ること。
残暑が厳しく暑い中をただ歩く。
日傘をさした上品そうなご婦人と幾人かすれ違う。
商店街を抜けて、しばらく行くと、お土産やさんの点在する通りに出た。
観光地らしさが急激に増す。
そうこうするうち、大仏さまや長谷寺へつくのだか、外からだけこころの中で拝んでおく。
まんまんちゃんあん!(゚.゚)
(なむあみだぶつの幼児語バージョンで)
どうやら、海と反対に歩いたようだと引き返す。
わざわざ、なんでもない細い路地を入り込んでいく。
ふと、潮の香りが、濃くなる。
うみだ!
細い路地、車の走る向こうに、三角の帆が横切って行くのが見える。
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