弐 回想

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カツン‥カツン‥ 「‥‥?」 足音が気になった 見ようとするが 意識が朦朧としている為身体を起こせない カツン‥ ‥ガチャン 「‥‥誰‥」  「外で雇い主が探していたぞ」 この一言で宙を漂う意識が引き戻された 「‥‥あんな奴の所には戻りたく無い‥酷い扱いで‥疲れた」 やっと身体を起こしたウラルは声の主を見る 華奢な体つきの黒衣を着た男が椅子に座りこちらを見ていた 銃に‥‥サーベル? 「もう少しで出発するから呼んで来い!って言われてな」 「あいつ‥やっぱ最低だ」
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