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「お前が取りに行く気か?」
武田さんが少し睨んでいる。
相場さんのミスもあって課長が外に出れる状況ではなくなった感じです。
今から行きます…って言っていた分あんまり遅くなるわけにもいかないし…
「課長~…私行ってきます。お使いに出してください。」
そう願い出ると、
「ことちゃんに行かすのも…」
武田さんは渋り気味。
「今ここで出れるのは私だけのはずです。先方も待っていますし…行きます。」
そう伝えると、課長は深くため息をついて、
「わりぃな…頼むよ。」
「じじい…午後一で早瀬に届けさせる…」
用件を聞くと、じじいって単語にもにも反応を見せなかった武田さんが、
「養生しろよ…」と言い残し
部屋を出て行かれました。
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