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「早瀬…ついてこい…」 外出願いを提出し、社用車の手配。 めんどくさいんだな… 「次回から、この手順で車を借りて外に出ろ。今日は書類の書き方良く見ておけ」 鍵を預かった課長の手は、 熱を持ったかなり熱い手で、 私はいつもの癖で額に手を伸ばした。 「課長…熱有りますね…」 そう言って手を離すと、 「さすがだな…気づいたのはじじいとお前だけだな…」 感心したかのような顔をした課長は、 「今日は定時に帰るよ。高木がいないから早退するわけにいかないから…」 そう言い残し、 「じゃ…先方にはお前が行くって言っておくから。運転気を付けて…運転心配だから小さい車にしてあるぞ…」 そう言い残し、けだるそうに技研の部屋に向かっていた。 運転…結構得意なんですけど… 課長から見たら下手そうに見えるんですね…私。
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