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先輩はどんどん先を歩いていく。私はそれを追いかけるのに必死でどこに向かってるのか気にもしなかった。
急に先輩が速度を落とし立ち止まる。
『ん?…』
着いた先は屋上だった。
私は先輩に
「屋上なんかきてなにかあるんですか?」
すると先輩は黙ってドアを開け屋上に行ってしまった。
とりあえず私もついて行ってみた。
「……………」
「……………」
無言の時が流れる。
そして私から話を始める。
「……あっ、あのっ!!私になにかご用ですか…?」
「…………」
先輩は黙ったまま。
「………先輩?」
「あの…センパ」
と言いかけたとき
「付き合ってほしいんだけど。」
…………はっ?
…えっ……なんだって?
“つき合ってほしい?”
「えっ…先輩 私ですか?」
「他に誰がいんだよ。」
…ですよね~
って…
えぇ~~~~~~~!!!
なんで?! なぜに?!
「あの、先輩…私」
と声をかけたとき…
「ただし条件がある。」
えっ…条件?付き合う上で条件…。
「じょっ…条件とは?」
すると先輩はしれっとした顔で
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