番外編:颯太の思い

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---ガヤガヤ 「はぁはぁ…っ」 「ギリ間にあったな。」 「っやっばっい!マジ疲れた~」 呼吸を整えながら決められた席に着く。 「…げっ」 「なによ」 なんと横が桃子だった。 「うわ~お前かよっ」 「なっ…しょうがないでしょ?!」 「カンニングすんなよ?」 「するかっ!!」 ガラガラッ 「ホームルーム始めんぞ~席着け」 なんだ?あのやる気のない先公は… 身なりがよれよれのYシャツにネクタイをちゃんと締めず髪もボサボサ。 これじゃ先公にすら見えない… 「今からちゃちゃっと入学式の事説明すっから聞いておけよ~」 はぁ…どうせ中学の時と同じだろ? と横に視線を向けると バカだな…あいつ。聞いちゃいねぇ。 外を見ていて一向に聞いてる様子はなかった。 あとで困んの自分なのに…。
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