手記0, 魔王没す
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魔王が没した後、彼は死後の転生の行き先を、神の地位にいる物と交渉を交わすつもりだった。 魔王には、自信があった。 自分の思い通りにならないことなど無いと。 しかし現実は非情だった。 知覚する器官も声帯も、意思も心すら、運命と共に灰と化した彼は、転生の結果を神に預ける他、無くなった。 が、それでも彼の魂が神の目に留まったのは神の意思にも等しき執念の結果だろうか。 それは誰にも分からない
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