Toast!

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「…はあ…しょーがねえな…(ふっ…甘えてくるのも珍しいし、まあいいか」 ひょいっと姫だっこ 周りの客ざわっ… 「マスター、こいつ潰れちまったから連れて帰るわ。お代はここに置いとくぜ」 「あ、ああ…気をつけてな」 ◇ 「…なあ…できれば背負いたいんだけど…」 「ん…」 「お前がずっとしっかりしがみついてっから…(周りチラチラ)すっげ歩きづらいんだけど…」 「ん…」 「聞いてる?」 「…るさい…ずっとほったらかしにしといたくせに…」 「は?」 「ミッション中…かまってくれなかったくせに…」 「あ、あれは今回の役割的に…つーか今回はお前が考えた作戦…」 「なんだよ?」 「ぷっ…」 「なにがおかしい」 「お前ずっと我慢してたんだなーって」 「…こんどは…ちゃんと、考える…」 「やれやれ…酔っ払ったらやっと素直になるんだな」 「今日はたっぷりかまってやっからな」 ぎゅーっ 「って、さらに力込めんなよ…」 ざわざわ… (すれ違った人が振り返ってる)
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