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そこから数日間とても忙しく、
嫌だったが、
義弟の厚哉と、引き取ってくださる久司さんと一緒に引っ越しの準備、両親の遺品処理を行った。
そして16年間過ごしていたこの町を離れた。
―――――――
「初めまして。水野利佳です。羽谷高校から来ました。まだこの町に来て数日しか経っておらず、色々と不馴れがあると思いますがよろしくお願いします。」
ニコッと微笑めば、今日の任務終了。
わぁという歓声と大きな拍手が鳴り響く。
誰がわたしのこの心…
治してくれるのかなぁ?
セミの声がやけに大きく聞こえた。
「ばぁーか…」
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