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わたしは笑いをこらえて弟に母親達が死んだことを伝えた。
切羽詰まった顔をして真実を話したから、
わたしが必死で笑いをこらえているのも知るよしもない弟。
どうしようもない馬鹿だと思った。
そしてわたしは、突然泣き出し悲しい雰囲気を作った。
弟はわたしを抱きしめ
『大丈夫、おれがいる。
姉さん、大丈夫だから…
これからはおれが支えるから…………!』
と耳元で言った。
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