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「まぁあの二人は心配しなくても大丈夫だろう。その内上に乗ってくるさ」
「大丈夫だとは思うけど皆心配ぐらいはしようよ」
「なぁに、さっきまでちゃんと心配していたメンバーもいたぞ。今は応援しているがな」
葉留佳の声が騒がしい中ちゃんと聞いてみると。
「わふー!真人さん謙吾さんがんばってください。ゴールはもうすぐです」
「二人ともファイトだよー」
「お前らクドと小毬ちゃんに心配させたら承知しないぞ。さっさと上乗れ」
「鈴ちゃん優しいねー。そんな鈴ちゃんにはこのワッフルをあげましょう」
褒められて照れてしまった鈴は
「ありがとう…でも小毬ちゃんの方がもっと優しい」
「えへへ、ありがとね鈴ちゃん。あ、クーちゃんもワッフルどうぞー」
「わふー私も貰って良いんですか。ありがとうございます小毬さん」
「良いんだよー、皆で食べた方が美味しいしね」
理樹達の後ろでは微笑ましい光景が広がっていた。
「なぁ理樹。本当に良いメンバーがそろったじゃないか。俺は感動した!」
恭介が泣きながら語っていた。
「そうだね。最初は5人だったのにこんな素晴らしい仲間が増えて僕も嬉しいよ。でも…」
理樹はあえて間をとり。
「皆もう真人達のこと見てもいないよ」
理樹の声が聞こえないほど車の中は騒がしかった。
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