月夜の晩

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「ねっ、荷物、照らしてくれる?」 と、途方に暮れている、土方に対し、冷静にお願いする私。 慌てて、灯りをつけて、照らす土方。 『何かあんのか?』 と、聞くと、 「見た感じ、ズボンとか濡れて無さそうだし、名前を縫い付けて有るって事は、何時もこれ持って、徘徊してるんだろうから、オムツか(尿漏れ)パットを、バックに入れてると…って、やっぱり有った。ほらっ。それに…ズボンもあるよ。でも、港町まで送っていったら、終電無いなぁ…きっと。」
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