月夜の晩

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と、家族に頭を下げられるも、 「介護職をしてる者にとっては、当たり前の事ですよ。バックに名札を付けて戴いていたお陰で、お送りする事も出来ましたし、偶々、私が見つけて、警察官の方が、声を掛けて下さったので…奈津さんは運が良いんですね。」 と、笑顔で家族に話した後、 「向こうで、警察の方が待ってるので、戻ります。」 と、頭を下げ、 「奈津さん、また遊びに来るね。」 と、声を掛け、かかとを返して、土方が向かった方向へ走り出す私。
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