ぬくもり

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「おなか空いたなぁ。そういえば、食料」 と、思い、後部座席の物を取ると、おにぎりと一緒に、アル物が入ってたので、 「なにアイツ!私を食うつもりだったの?まっ良いけどさ。あたしも惚れちまってるし…」 と、思いながら、助手席を後ろに下げ、シートを倒すと、 誰も居ない後部座席に向かって、 「ねぇ、もしかして、アナタは、アイツの元カノさんなの?」 と、座っていた女性に声を掛けると、 「あなた…私が見えるのですか?」 と、聞かれ、 「見えるから話し掛けてるんだけどな。」 と、言うと、クスッと笑い、 「そうね。でも私は…」 と、言いかけた時に、私の方から、 「純愛か…良いなぁ。アイツ、アナタが亡くなって、ずっと寂しかったみたいだから…良いのかな?私で…」 と、呟くと、 「あなたは、色々噂されているにも関わらず、十四郎さんの中身を好きに成ってくれたんでしょ?ありがとうございます。それで充分ですよ。」
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