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《ピピピ・・・》
「んん~・・・よく寝た・・・」
小鳥の声が聞こえる早朝、少女は目を覚ました。
「・・・!森を抜けた先に樹の精霊の気配を感じる・・・!行かなくちゃ・・・!」
少女は立ち上がり、クオイの森を抜けた先にある、花の街、ハルルへと向かった。それから数時間後、三人の男性と一匹の犬が少女がいた場所にやって来た。
「何だよ・・・オッサンの依頼の対象の少女なんか何処にも居ねえじゃんかよ!」
「無理矢理連れて来てさ!謝ってよ、レイヴン!」
「本当よ!確かに夕べ本当に見たんだから!それに今まで報告された紋様だって違うのよ!」
二人の男性に攻められるも、レイヴンと呼ばれる中年は反論した。
「現に居ねえじゃんかよ!オッサンはほっといて戻ろうぜ!」
「そうだね!」
「ワン!」
二人と一匹はレイヴンを置いて、来た道を戻り始めた。
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